栞と不如帰

しがない学生のせわしない日常の何気ない出来事の備忘録的な何か。主に趣味(旅、日本酒、珈琲、読書)について書く。

劒岳に登ってきた話(後編)

どうも、ブログ書いてたらめっちゃ楽しくなってきてしまい、はりきって今日も今日とて書いているあまのジャクソンです。チャオ!チュール

 

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サムネです。初手飯テロ

今回の記事は前回の剱岳前編の続きです。前編を読まずに本記事を読んでる方は前編を先にご覧ください。よろしくお願いします。

 

2日目

起床は2時です。18時に寝たので8時間ほど眠れたので十分です。山の上では日が沈んだらすることもないので夜は早いです。朝はその分早いので僕には辛いです。お察しください

 

 

2時に起きて、用意は最大限してるので、眠い目こすりながら朝ごはんであるパンと水を摂取し、準備を完璧に整え、トイレに行ったところで3時くらいでした。

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こんな暗さの中最終確認を終え3時15分行動開始です。

 

この時は体調も良く天気も良く、いいスタート!などという上機嫌でツイートしました。ゴー☆ジャスは意識してません。。劔沢はイースター島ではないぞ

一応Twitterを安否確認に使っています。

 

さて、それから剣山荘まで緩やかなアップダウンと2回ほど雪渓をトラバースしました。

剣山荘へは30分弱歩いて03:35到着しました。

剣山荘で500円でヘルメット借りられます。ほんまに助かりますよね、有り難や、、、

ちなみに剱岳に登ってる方で9割以上ヘルメットしてました。

 

ヘルメットを借りるなど小休止をし、いよいよ本格的な登りです。ここを出発したのは03:45でした。

 

別山尾根の尾根線まで一気に登ります。ここからちょくちょく岩や鎖が出てきます。来たなァ⁉︎となるとこですが、早く出発さすぎたせいで暗すぎて周りもよく見えず、山登り+憧れの剱岳+早朝+割と急な登りなどという様々な要因で奇妙なテンションのためフゥゥゥウ↑↑となっておりました。写真はありません悪しからず

 

尾根まで出るとそこには富山平野の夜景というか早朝景? が銀河のように広がっており、思わず写真を撮りました。

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尾根までの疲れを忘れる夜景に感謝し、一服劔を目指します。

 

まだまだ夜と言ってもいい暗さで、ヘッドライトの光を頼りに登っており、険しさや難易度など分からぬまま、気がついたら一服劔でした。一服劔到着が04:50ごろです。写真は山頂からです

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一服劔、名前の通りで劒岳の入り口はこんなん困難やで的な登りの末にあるので、ここで一服しちゃうし、ネーミングセンス溢れる先人に想いを馳せ、パンと水分、ドーピング(粉末アミノ酸)を摂取し、一服しました。なんなら三服くらいしてそう。そう言う意味ではない

 

一服劔から見える左の手前の山は実は劒岳ではなく前劔なんですよね。はじめましての人は割と勘違いしたまま登りまだあるんかい!ってなるらしいですよ?知らんけど、、笑

 

前劔へ向かう道はただひたすら登るのですが、この登りが登りづらいししんどいし体力的に厳しい方も多いです。しかもしっかりめな鎖場やぱっと見崖やんってとこもあって実際運動不足の筆者にはなかなかでした、、

 

ようやく、長いエンドレス(イニエスタではない(アンドレス(神戸にきてくれてありがとう!)かと思われる登りの末に前劔山頂に辿り着きました。割とがっつり下って登ります。めげずに頑張ってください。僕らは暗くてよく見えないうちに登れたのと、すれ違いや鎖場のつまりもなく登れたことが幸いして気がついたら着いてたので早く出発したのはラッキーでした。

 

前劔までは体力勝負で、ここから劒岳へは技術勝負かと思われます。難易度の高い鎖場や足場の小さなところをうまく歩いて登っていきます。

 

例えばここ、カニのたてばい

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カニが縦に這うらしいんですが、平均斜度70°の壁を30m縦に登ります。手を離すなり足を滑らすとアウトですね。僕、結構山経験あると自負してますが、生まれて初めて登ってる足元やその下の崖を見ることが出来ず、しかも登りながら母親の顔を思い出したり、いろんな過去を振り返るとかいう擬似走馬灯的なビビり体験をしました。それほどやばすぎました。お察しください。

 

そのたてばいを越えたら良いのでは構えるほどの難所はないです。でも油断は禁物で、標高はしっかり高いので酸素薄いし疲労もキテます。浮石などに注意しながら、期待と薄い酸素や重なる疲労に胸を高鳴らせながら、

 

ついに、

 

 

筆者は辿り着くっっ!!!

 

 

夢にまで見たあの劒岳の山頂っっ!!!!

 

 

2999mっっ!!!!

 

 

ついに登頂です。時間は6時ちょうどでした。

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山頂にはまだ雲がかかっておらず、周りの景色が見えました。これも幸運なんですが、山頂で写真を撮ると後ろに!

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なんと!

虹が!

かかってました!

山登りの醍醐味ってこういうところだと思います。苦労してここまで辿り着いて良かったです。

 

しかし山頂は山頂だけあってめちゃくちゃ風が吹きます。寒いです。汗も冷えます。行動食食べたり写真撮ったり景色を眺めたりして20分ほどで下山開始しました。

 

下山も途中まではコースが同じなので足元注意しつつ歩きます。山登りは家に帰るまでが山登りです。

登りコースと下りコースで分かれてしばらくすると下りの難関、カニの横ばいがあります。

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ビビりすぎてこれしか写真はありません。

 

カニの横ばいとは、崖をトラバースするんですが、腕で鎖をしっかりつかみ、足は踏み場があるのですが、崖の壁をえぐって軽く作った足場で、しかも上から見えないです。なんとなくで足を置きます。厳しいですよね。崖を足の踏み場が見えない状態で横にカニ歩きするんですよ?予習はしてましたが、ここまでとは、、、

例えるなら、試験範囲はわからないが試験は確かにある、それに挑む感じですかね?この例え僕でもわかりません。

 

登りは体力、下りは技術という言葉もあるように、下り時の、足の置き場所や置き方など、こればかりは経験や慣れです。興味ある方は近所の山で練習しましょう。

 

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で、カニの横ばいを超えてもハシゴや鎖場、キツイ岩場があります。登りきって気が抜けてたり疲労が来るので本当に注意して下りました。

この時の僕らは

 

劔沢まで下りきってっ!!

キンッキンに冷えたビールをっ!!

この疲れた身体にっ!!

流し込むぞっ!!

 

という熱いのか冷たいのかわからない決意を固め、丁寧に下りました。

 

で、ついに劔沢に着くと同時にキンッキンに冷えたビールをキメました。

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やはり疲れ身に酒類ですわぁ。

疲労がぶっ飛びます。

なお、下山後に運転が控えているため友人のビールを1/4くらいだけもらってあとは友人が飲見ました。ここから運転まで7.5時間あけました。念のため。

もうこの日中に家に帰るので、少しグダグタして、テント撤収して、最後に劒岳と劔沢に感謝して、帰路に着きます。

 

帰路に着くと言えども、まずは剣御前までグッと一気に登って、雷鳥沢までガッと下って、また室堂までグェッと登ります。2時起き劒岳登頂後には厳しいです。

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が!しかしだ。しかし。みくりが池にはみくりが池温泉があります。日本一高いところの温泉で、めちゃくちゃいい湯なんですよねぇ。

ここを楽しみにこの苦しいだけの帰路を進みます。

 

のらりくらりとグダグタしながら、やっとやっとみくりが池温泉に着きました。

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実はこの日は!あの!金足農と大阪桐蔭の甲子園決勝の日でして、みくりが池温泉でテレビで観れたんですよ!

劒岳登りながら、吉田くん抑えきるとか根尾くんが鬼のように投げきって打ちまくって、、とか話してたんですよね、まさか温泉で観れるとは思わなくて、、

温泉に着いた時が2回とかで、すぐ温泉に入って満喫して出てくるとまだ4回でした。

バスの時間を見て、ギリギリまで見ました。結果、バスの中で試合終了を迎えましたね。やっぱりほぼ日本代表みたいなチームは強いですよね。

圧倒的な疲労でバスでは爆睡してました。

 

や、話を戻しますが、温泉はめっちゃいい湯で、熱さも2種類あって、窓からの景色はそれはそれは良いもので、極楽とはこのことかと実感しました。室堂までは観光でもいけるので、もし行く機会があれば是非寄ってみてください。行って後悔しないと思いますし、もはや行かずに後悔すると思います。

 

 

さて、時間軸がバグってますが、バスを降りてケーブルカーに乗り換えて、麓の立山駅に着きました。

無事に車に戻り、家に帰るまでが山登りなので、安全運転で下道で運転して帰りました。

 

 

さて、とりあえず後編を書きましたが、なんやかんやしてたら甲子園の季節からドラフト終わってM1グランプリも終わって、もはやクリスマスシーズンやんけェ!

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

遅くなってしまってすみません!!!反省しています。近いうちにまた新しい記事出します。お約束します。

あとコメントくださった方、本当にありがとうございます。励みになりました。この記事遅くなってしまい申し訳ありません。次回は期待しててください。

 

それでは、アディオス!アミーゴ!

 

 

ここからは、

どうでもいいんですけど、最近こたつを買いまして、こたつってなんであんなに僕をダメ人間にさせるんですかね?

※元からダメ人間という説はありません。

 

そんなダメ人間な僕は、この記事8割くらい書いてたまま熟成させてました。

ま、ps4 proとこたつを買ったことが主要な原因です。

グランツーリスモとかスパイダーマン、めっちゃ楽しいですね。無限に時間が溶けます。

またオススメのゲームあったら教えてください。

それではまた。